
第1023回 御 神幸祭(裸坊祭)

御神幸祭(裸坊祭)
令和8年11月28日(土)
御発輦…午後6時~(防府天満宮出発)
浜殿神事…午後7時半頃(勝間の浦)
御帰還…午後9時頃(防府天満宮到着)
菅原道真公は「無実の罪」により失意のうちに太宰府で薨去されました。防府天満宮の御神幸祭は太宰府よりここ防府に遷り留まられた道真公のお御霊に、毎年毎年「無実の知らせ」をお伝えし御心をお慰めするため、縁深い勝間の浦まで渡御する壮大なお祭りなのです。そのお祭りの起源を辿ると防府天満宮の創建にさかのぼります。
~松崎の社の創建~
菅原道真公は右大臣であった昌泰四年(901)左大臣藤原時平の讒言により、太宰権帥に左遷させられました。その西下の途中、時の周防国司で同族の土師氏を頼り、本州最後の寄港地として当地勝間の浦に御着船され、「此の地未だ帝土を離れず 願わくば居をこの所に占めん」(松崎天神縁起絵巻第六巻)この港を出発すればいよいよ九州であるが、この周防の地は天皇のいらっしゃる京の都とまだ地続きである。願わくばここ松崎の地に住まいを構え天皇からの「無実の知らせ」を待っていたい と願われました。
薨去された延喜三年(903)2月25日勝間の浦に神光が現れ、酒垂山に瑞雲が棚引き人々を驚かせました。国司を始め里人たちは道真公のお御霊が光となり雲となって此の地に帰って来られたと悟り、翌延喜四年(904)国司は道真公の願われた通り、此の所松崎の地にお御霊の居(住まい)を建立して松崎の社と号しました。防府天満宮の創建です。

~御神幸祭の創始~
以来、国司や里の者たちはひたすら社を護り続けました。都では道真公に対し左遷の詔の破棄、さらには正一位太政大臣が贈られましたが、防府の道真公のお御霊に直接の「無実の知らせ」はなく、道真公のお心が晴れることはありませんでした。ところが漸く創建百年に当たる寛弘元年(1004)10月15日、一条天皇の勅使が防府に使わされ勅使降祭(お御霊を慰める祭典)が斎行され、初めて天皇から「無実の罪」が奏上されたのでありました。このことを待ち続けられた道真公のお御霊はどれだけ安堵されたことでありましょう。
御神幸祭はこの勅使降祭を起源とし、その時以来「無実の知らせ」を伝えるお祭りとして連綿と受け継がれ、防府の天神様にとって崇敬の源となる最も重要なお祭りとなりました。




お申込み書の送付を希望される方はこちらのページから【裸坊奉仕希望】とお申込み下さい。

御神幸祭~裸坊奉仕者へお願い~
伝統ある郷土の祭りに誇りをもって参加しましょう
・午後5時までに回廊内に集結を
俵神輿の奉納は必ず五時までに済ませ、回廊内に集結して下さい。午後5時30分からは大石段の規制がかかります。回廊内を白装束の裸坊で埋め尽くし「兄弟わっしょい」の掛け声と共に御発輦を待ちます。午後六時の号砲花火と同時に御扉が開扉され、殿内に裸坊がなだれ込みます。興奮も頂点に達し最も緊張する瞬間です。怪我の無いように十分注意して下さい。
・笛の音の自粛を
昔の裸坊は「わっしょい」の掛け声だけで、裸坊全体の「わっしょい」の声が重なって大音声になると〔ショ!]の音が実に荘厳に聞こえていたものです。お網代で「号令をかける人だけの笛」だったのが今では殆どの裸坊が笛を吹いて祭りという感じがしません。ご発輦後の笛は出来る限り自粛をお願いします。
・奉仕にあたっての注意事項
裸坊は白半ズボンに上半身裸か、晒の白装束で奉仕して下さい。掛声は「兄弟わっしょい!」とし、仲間意識を強め責任者の指示に従い、喧嘩やケガ等がないよう充分注意して、事故のないようお願いします。
・お帰りの素晴らしさをもっとPRして下さい
御発輦もさることながら御帰還の時に、大石段を文字通り手綱で駆け昇る御網代の姿は、実に感動的で荘厳です。ぜひ参拝者は勿論、市民の方々にも知っていただきたくPRをお願いします。
※当日は防府天満宮周辺で関係者によるドローンによる撮影を予定しております
防府天満宮御神幸祭の過去のライブ配信動画等、防府観光コンベンション協会YouTubeチャンネルはこちらです

~御神幸祭のために行われる諸神事~
![]() 大・小行司お籤上げ神事(9月上旬)御神幸祭に奉仕する大行司役・小行司役を神前で神籤により定める。選ばれたその年の大・小行司役は、諸神事が終わるまで生活の清浄化を厳しく要求される。 | ![]() 御分霊奉送式(9月中旬)お籤上げ神事により決定した大行司役・小行司役の自宅へお神霊の御分霊と御当文(差定状)を奉送する祭。 | ![]() 花神子社参式(10月第二日曜日)大行司役・小行司役が新穀をもって醸造した神酒を天満宮の神前に花神子によって奉献せしめ、御神幸祭が滞りなく無事に奉仕出来るよう祈願する神事である。中秋の防府の目抜通りを花神子が長持、奴、花駕籠、局等乗馬や徒歩のお供の者、総勢五百人の豪華絢爛な行列を組んで社参絵巻を繰り広げる。 |
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![]() おはけ(大祭前8日)馬場先参道に大旗幟が立ち、社殿以下鳥居に至るまで新しい斎竹に注連縄が張られる。この日から隔番で大・小行司役の夜々詣りが始まる。 | ![]() 大・小行司役夜々詣り(大祭前8日より)四夜ずつ八日間、大行司役・小行司役が隔番でお供人約五十名とともに社参し、来る大祭に「過つ事 なく御供仕え奉らしめ給い」と、御神前にお祈りする祭である。 | ![]() 清祓(大祭の前々日)夕刻より社殿、御網代輿、御神輿、祭具、祭器等、大祭に係わる一切のものが祓い清められる。 |
![]() 前夜祭(大祭前日)夕陽の降りる頃、全神職参列のもとに前夜祭が厳かに斎行される。 | ![]() 当日祭(11月第四土曜日)早暁、役員参列のもとに御神幸祭当日祭が斎行される。 | ![]() |












