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花神子社参式

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令和7年10月12日(日)14時~斎行

花神子社参式とは
その年の御神幸祭(令和7年11月22日)に供奉する大行司・小行司(道真公ご着船時に在庁官人であった藤井・清水両氏の一族)が祭りの無事斎行を祈願するため、一夜醸りの御酒を花神子と共に奉献する社参の式で、約500名にも及ぶ優美な時代行列が本陣から社殿まで粛々と進みます。

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御神幸祭の重要な役『大行司・小行司』が御神幸祭の無事を祈り、新穀によって醸しだした一夜御酒を清浄無垢な花神子役に託して奉献する神事です。
来歴に関する資料は『天満宮年中寺社役勤方事』(寛保元年<1741>)に、「九月九日、大行事おはけ上げ之事、大行事承仕七左衛門、別当へ案内を申、当日御酒二器折積、鳥居より花見子社舞殿まで持参り、勤行所より社官請取・・・」とあり、これによると古くは「おはけ上げ」といい、大小行司が別々に承仕と共に花見子社の舞殿に社参して、御酒を奉献する神事という古文書が残っています。江戸後期になりようやく花神子役が登場、以降大・小行司役は一夜御酒を花神子役をもって奉献するようになり、更に花かごや大名行列など社参の行列模様は明治初頭に改変され、現在に至ります。

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お手廻り(奴)行列について
江戸時代に諸大名が国許(くにもと)と江戸を行き来する参勤交代の様子を再現した大名行列に属する大名の御道具持ち役のことを指し、その象徴は毛槍や挟箱を振って歩き、その所作は奴振りと呼ばれて人々を楽しませました。現在みられる時代行列においても、各地でその地域特有の伝統的な奴振りがみられます。
ここ防府は、山陽道と萩往還【萩から防府(三田尻港)までの御成り街道】が交差する交通の要衝で、九州の諸大名や毛利の殿様が参勤交代する際、必ずここ防府の地を通過する重要な場所であり、その華やかさと所作は毛利家の繁栄又は、諸大名の参勤交代の様子を文化として今に伝えるものであります。その大切な文化を郷土の神社(防府天満宮)の祭礼の中に組み入れることにより、お手廻りの所作を永く伝承しています。

【お手廻り保存会】
お手廻り(奴)保存会は『花神子社参式』と『御神幸祭』で重要な役柄のお供として明治初年より連綿とご奉仕して参りました。
戦後は、地域の若者や郵便局・NTTの有志により奉仕されておりましたが、後継者不足により昭和54年から防府青年会議所が保存会を引き継ぎ、また伝統文化の継承を幅広く行うにあたり、平成28年より航空自衛隊防府南基地の有志の方々にもご奉仕いただいております。

花神子社参式当日の予定

【潔斎式】アスピラート1階「市民スペース」午後12時 斎行
(参列者)大小行司、花神子以下役付児童、式典保存委員長、総代長、同族会関係、供奉員会長、長持・奴会長

【集合写真】防府駅構内(アスピラート西・駅側)午後1時15分~
【行列組立】写真撮影終了後   防府駅構内 他
       ※駅通り道路交通規制   午後1時30分~午後3時30分
【行列出発】午後2時 防府駅前
順路:銀座商店街~天神商店街~立市商店街~防府天満宮
到着
:午後3時30分
社参:午後3時45分 隊列を整えて号砲花火を合図に大石段より社殿へ参進
本殿祭:午後4時00分  斎行
(参列者)大小行司、花神子以下役付児童、式典保存委員長、総代長、同族会関係、供奉委員会、長持・奴会長

※当日は防府天満宮周辺で関係者によるドローンによる撮影を予定しております

花神子社参式斎行までに行われる神事

~御鬮上げ神事~

承安3年(1173年)からはじまったとされるこの神事は、先ず承仕より願書が提出され、祭員は願書にもとづいて候補者の鬮を作り御神前へ供えます。動画はこちらです。

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祝詞奏上後、宮司が御鬮上げを行い御神慮が叶った大小行司役が決定。

大行司役の藤井氏、小行司役の清水氏のご奉仕により花神子社参式(10月12日)、御神幸祭(11月22日)が斎行されます。

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※大小行司役(道真公ご着船時に在庁官人であった藤井・清水両家の末裔)
藤井家・清水家は大小行司役同族として数百年来連綿として継承せられ、毎年の大祭には欠くることなく奉仕される由緒ある家柄であります。

~御分霊奉送式~


御鬮上げ神事により決定した大行司(藤井氏)・小行司(清水氏)の役宅に菅原道真公の御分霊を奉送する神事です。御分霊奉送式終了後、ただちに大・小行司役宅へ出向き祭典を斎行。御分霊は神上式(御神幸祭翌日)で大神様にお戻しいたします。

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~特別御朱印頒布~
日時:令和7年10月1日~10月31日 8時半~20時
場所:御守り頒布所

初穂料:1,500円
※紙の御朱印で頒布させて頂きます。あらかじめご了承ください。

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